2020.11.24
子どもを預けて楽しむ=自分の我慢が足りない
なんとなくこのイメージがありました。
母親が手を尽くしてこそ子どもは良い子に育つ!
母はひたすら愛情を注ぐべし!
などなど・・・この考えだと、子育てで悩む人は追い詰められてしまいます。
私もそうでした。
でも、この考え方が間違っていることに気づきました。
「アロマザリング」
この言葉をご存じでしょうか?
アロマ系の癒しのお話ではないです
子育ては母親1人でするもんじゃない
これははるか大昔、人間が森からサバンナへ進出したころから決まってることなんです。
この「アロマザリング」と、ママが子どもを預けて自分の時間を作る必要性について書いていきます。
目次
①アロマザリングとは?
・母親以外が育児に参加すること
・人間が生き残るうえで必要な考え方
②なぜ「仕事」じゃないと子どもを預けたらダメと思うのか?
・預けることに正当な理由が欲しくなる風習
・仕事してても休日子どもを預ける罪悪感
・「理想の母親像」ってそもそもなに?
③子どもを預けて思わぬ効果が!
・ちょっと離れるだけで子どもが可愛くなる
・だんだん自分以外の人でも子どもが慣れる
・色々な刺激をうけることができる
④まとめ
・母親はリフレッシュすべき
・母親以外も手伝いしないと滅びる
アロマザリングとは?
母親以外が育児に参加すること
アロ(異なる)+マザリング(母親のような行動をする)
母親以外が子どものお世話をすることです。
人間がはるか昔、森からサバンナへ進出するといろんな動物に襲われて命を落とす確率が高くなりました。
そこで編み出されたのが「出産頻度を増やす」方法。
子どもが未熟なうちに出産して、また次の子を授かる。
子孫を残すための手段です。
でも、未熟な子を抱えたままの妊娠、出産、子育てはとてつもない労力。
だから、「母親以外のみんなも育児に参加する」が自然と形作られたそうです。
人間が生き残るうえで必要な考え方
「アロマザリング」の体制がなければ、母親の負担が大きすぎて
生物として子孫が残せない。
だから自然とできあがったのですが、特に日本では
「子育ては母親がマンツーマンで愛情注いでこそ正しい」
くらいの考え方が男女問わず浸透していると思います。
だから、「子どもを預けたらかわいそう」「母親が一緒にいることが愛情」
といった考えが生まれるのではないでしょうか?
でも、生物的にみたら「母親以外の人」でも面倒みていいんです。
むしろそうじゃないと母親が潰れる、子孫が残せないんです。
②なぜ「仕事」じゃないと子どもを預けたらダメと思うのか?
預けることに正当な理由が欲しくなる風習
これはかつての義母が娘に言っていたのですが
「子ども預けて遊びにいくなんて良いご身分ね」
こんな言葉をかけられたら、ちゃんとした理由で言い返したくなりませんか?
「たまには息抜きしたい」
これじゃあ弱い。となると
「仕事」「法事」・・・
「預ける理由」欲しいですよね。
しかも息抜き、リフレッシュだと「自分のワガママ」と思える。
でも問題はそこじゃない。
「子ども預けて遊びにいくなんて良いご身分ね」
この発言自体が問題だと思います。
「母親になったのにそんなこと言って」
っていうこの考え方。
これが多くの母親を悩ませる原因だと思います。
仕事してても休日子どもを預ける罪悪感
離婚して外で働く生活になりました。
やっぱり仕事家事+ワンオペ育児は辛くて。
月1回ほど娘だけ実家に預けています。
すると、なんにも言われてないのに
「子ども預けて自分だけの時間を楽しむ罪悪感」
「せっかく子どもと一緒にいられる休日なのに・・・」
なんだか気分悪いです。
これも、知らない間に
「母親が愛情を注ぐべき」
という考え方が自分に浸透していたから。
「理想の母親像」ってそもそもなに?
・少しでも子どもと一緒にいることが良い子育て
・自分より子どもを優先してこそ良い母親
・誰の手も借りずやり遂げてこそ立派な育児
子育てのよし悪しは点数つけれないです。
正解もゴールも分からない子育て。
だから、つい理想の母親像も数字化しちゃうんじゃないでしょうか?
少しでも子どもと一緒にいることが良い子育て
→母親が一緒にいる時間で子育てのいい悪い決める
自分より子どもを優先してこそ良い母親
→母親の我慢の回数で愛情の深さを判断
だれの手も借りずやり遂げてこそ立派な育児
→手伝う人数が少ないほど頑張っているいい母親
これはわたしの考え方ですが
一部の人は数字で「子育ての良しあし判断」
していると思います。
母親が辛くてしんどいのにワンオペ育児してて
「1人で育児!すばらしい!それでこそ母親!」
って言われてもね・・・・
こんな風に数字化に惑わされず
自分も楽しめる子育てをしていきたいものです。
③子どもを預けて思わぬ効果が!
ちょっと離れるだけで子どもが可愛くなる
4歳の娘とは、毎日顔をあわせてあーだこーだ怒って喧嘩して・・・
たまにかわいく思えなくなります。
なんでこんな苦しめるのよ・・・!
つい思ってしまいます。
でも、2日間でも実家に預けて娘と離れるとふと寂しくなります。
そして帰ってきたときは全力でハグ!
やっぱり可愛いなぁと思えます♪
つねに一緒にいて疲労とイライラがたまるよりもかなり子育てが楽しくなります。
だんだん自分以外の人でも子どもが慣れる
知り合いのお子さんは、母親以外と寝ることができません。
だから何かあって預けるときは祖父祖母はクタクタ。
預ける側、預かる側の両方辛いです。
ところが娘はお泊りに慣れているので全力で母ナシlifeを楽しんでいます。
預かる両親も楽で、お泊りの回数を重ねると
「娘の好きなこと」がだんだん分かってきてどんどん快適になっているみたい。
そこまで行くと、私に何かあって預けなければいけないときも安心です。
いろいろな刺激をうけることができる
実家に娘を預けて気づいたのが、毎回なにかしらができるようになって帰ってくる!
前回は神経衰弱、今回はなわとび10回。
どうやら、私がやってあげられない遊びを一緒にやっているみたい。
人間が変われば子守りの仕方も変わります。
だから、思わぬ形で娘が刺激をうけて成長しています。
④まとめ
母親はリフレッシュすべき
冒頭で書いた通り、母親1人で育児すべきではないし
リフレッシュしてもいいんです。
頻度はそれぞれだとは思いますが、
母親の自己犠牲こそが愛情
は母親が潰れるだけ。
昔みたいに
じいちゃんばあちゃんお隣さん
みんなで面倒みる環境じゃないので、
あえて母親が子供から離れる「リフレッシュタイム」を作る必要があると思います。
母親以外も手伝いしないと滅びる
私は専門家ではありませんが・・・
極端な考え方ですが「アロマザリング」っていう、みんなで子育てする仕組みがあったからこそ人間は生き残ってきたわけで。
母親が育児を1人で背負っていると、生物的に見たら滅びるんじゃないでしょうか?
少子化や虐待が増えてもしょうがない環境だと思います。
でも周りからわざわざ手を差し伸べてくれる環境でもありません。
自分から「リフレッシュしたいので預かって欲しい」
ことを伝える必要があります。
母親がいない間、母親以外の誰かが可愛がってもいいんですから。
子どもはあっという間に大きくなります。
少しでも我が子が「可愛い」と思える時間が増えますように・・・
(※とはいえ、リフレッシュのしすぎには気をつけましょう・・・)
参考にさせていただいたHP
http://www.ritsumeihuman.com/uploads/publication/ningen_07/013-24matsuoka.pdf#search=%27%E4%B8%80%E6%99%82%E9%A0%90%E3%81%8B%E3%82%8A+%E5%88%A9%E7%94%A8%E7%8E%87%27
https://brava-mama.jp/2020060869614/